「コアラ抱き」の
抱き方・コツ・注意点
2021/07/09
縦抱きの中でも、赤ちゃんが両脚をM字型に広げ、大人の体に正面からしがみつく形となる「コアラ抱き(コアラ抱っこ)」。
コアラが木につかまっている様子に似ていることから、そのように呼ばれています。
そんなコアラ抱きの抱き方や、コアラ抱きをする上でのコツ・注意点を紹介します。
コアラが木につかまっている様子に似ていることから、そのように呼ばれています。
そんなコアラ抱きの抱き方や、コアラ抱きをする上でのコツ・注意点を紹介します。
抱っこの基本から知りたい方はこちら
はじめての抱っこをするママ・パパに向けて、抱っこの基本や心構え、注意点などをご紹介します。
目次
コアラ抱きの「抱き方」
首とおしりの下に
手を差し入れる
・横抱きと同様に、片方の手を赤ちゃんの首の下に差し入れて、頭と首のあたりを支え、上体を少し持ち上げるようにします
・もう片方の手をおしりの下に差し入れて、おしりを手のひら全体で包み込むように支えます
引き寄せるように
抱き上げる
・横抱きと同様に、両手で赤ちゃんの体重を支える準備ができたら、赤ちゃんを抱き上げます
・このとき、ママ・パパの腕が伸びていたり、背中が丸まっていたりすると、腕や腰に負担がかかってしまうので、胸のほうに引き寄せるようにして抱き上げると良いでしょう
胸にもたれかからせて
縦向きに抱く
・縦向きに赤ちゃんを抱き上げたら、そのまま抱き寄せて、胸にもたれかからせるようにします
・首すわり前の場合は、片方の手のひらでしっかり頭を支えます
おしりを
腕全体で支える
・抱きかかえる際におしりを支えていた手もスライドさせて、腕全体で抱え込むようにおしりを支えます
・手のひらだけで赤ちゃんを支え続けると、手首を痛めてしまう恐れがあります
・なるべく腕全体、からだ全体で赤ちゃんの体重を支えるようにすると、負荷が手首に集中することもなくなり安定します
・そうすることで、ママ・パパにとっても、赤ちゃんにとっても楽な抱き方になります
脚をM字に開かせる
・赤ちゃんの脚が外側に開いており、ひざと股関節がしっかりと曲がっている状態になっているかを確認します
コアラ抱きの「特徴」
特徴
股関節脱臼に
なりにくい抱き方
・同じ方向での横抱きを繰り返して「向き癖」がついたり、赤ちゃんが脚を曲げられずに脚が伸びた状態が続いたりすると、股関節脱臼が起こりやすくなります
・赤ちゃんの脚がM字型になり、自由に動かせるコアラ抱きは、股関節脱臼になりにくい抱っこの仕方とされています
股関節脱臼についてはこちら
予防と早期発見のポイント
股関節脱臼になりやすいチェック項目や、予防・早期発見のためのポイント、向き癖の対処法を紹介します。
特徴
密着感が得られ
安心しやすい
・大人の体に正面からしがみつく形となるコアラ抱きは、強い密着感が得られるため、赤ちゃんが安心しやすくなります
コアラ抱きの「コツ」
コツ
胸にもたれかからせる
・赤ちゃんを体から離して抱っこすると、安定せず抱っこする腕も疲れてしまいます
・基本的には、赤ちゃんを体のほうに引き寄せて、赤ちゃんを胸にもたれかからせるようにすると良いでしょう
・赤ちゃんにとっても、密着感が増すので、より安心できます
コアラ抱きの「注意点」
注意点
服やおむつが
きつくないかチェック
・脚が締め付けられて曲げにくくなるようなきつい服やおむつを着せることは、赤ちゃんが不快になるだけでなく、股関節脱臼のリスクを高めることにもつながりかねません
・赤ちゃんがひざや股関節をしっかり曲げてM字開脚の姿勢が取れるように、余裕のある服やおむつを着用させましょう
注意点
首すわり前は
首を必ず支える
・縦向きに抱く場合、赤ちゃんの首が左右に動いてしまい、安定しません
・赤ちゃんの首がすわるまでは、必ず片方の手で赤ちゃんの後頭部を支えるようにしましょう
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