トイレトレーニング
(おむつはずれ)の
進め方とポイント
【実践編】
2021/05/09
トイレトレーニングを始めるのに十分な子どもの発育の様子が見られたら、いよいよトイレトレーニングを実際にやってみる段階に。
実践編では、トイレトレーニングの進め方を振り返るとともに、実践期間をうまく進めるためのポイントについて説明します。【準備編】はこちら
トイレトレーニングを始める前に、イメージ作りなどの準備を行うと、トレーニングをよりスムーズに進めることができます。
トイレトレーニングの流れと、準備期間のポイントを紹介します。
トイレトレーニングの流れと、準備期間のポイントを紹介します。
目次
トイレトレーニングの
進め方
実践期間のポイントを説明する前に、準備編でも紹介した「トイレトレーニングの進め方」について、改めて振り返りましょう。
スムーズにトイレトレーニングを始めるには、トレーニング開始までに、子どもにトイレについて理解させて、トイレでおしっこやうんちをするイメージ作りをしてあげる「準備期間」を設けると良いでしょう。
そして、子どもの様子を観察し、下の図の「トレーニング開始の目安」で挙げているような発育の様子が見られたら、トイレトレーニングを実際に始めてみましょう。
こうしたトイレトレーニングの流れと、それぞれの段階でのポイントを下の図にまとめました。子どもの発育のスピードや順番は子どもによって異なりますので、図に記載されている年齢はあくまで目安として、子どもの成長に合わせてトイレトレーニングを進めましょう。
実践期間のポイント
いよいよトイレトレーニングを実際に始めてみる段階。まず、子どもをトイレに座らせて、トイレに座ることに慣れさせることから始めてみましょう。
うまくおしっこやうんちができたらたくさん褒めてあげて、繰り返しできるようになってきたら、トレーニングパンツやパンツを履かせます。
しかし、お漏らししてしまったり、トイレに行くことを嫌がったりと、トイレトレーニングはなかなか思い通りにいかないものです。
そんなときは、実践期間に意識すべき以下のポイントを参考に、トレーニングを進めてみてください。
タイミングを見て
トイレに連れていく
・朝起きたときや、ご飯やお出かけの前後など、タイミングを見て声をかけ、トイレに連れていってみましょう
・毎日同じようなタイミングで声をかけると、生活の中でトイレに行く習慣ができ、誘い忘れの防止にもなります
・おしっこやうんちが出なさそうでも、トイレに座らせて、まずトイレに座ることに慣れさせることが大切です
・前回のトイレからの間隔がある程度空いたら誘ってみるのも良いでしょう
・トイレに行きたがらないのに無理やり連れていく必要はありません
成功したら褒める、
失敗しても怒らない
・トイレトレーニングに失敗は付き物です
・悪気がないのに失敗して怒られると、トイレやおしっこに対してネガティブなイメージを持ってしまう恐れがあります
・成長に伴って膀胱が発達してくれば、自然とおしっこをためられるようになっていきますので、失敗しても怒らず、うまくいったらたくさん褒めて、やる気を引き出してあげましょう
子どものペースで
焦らず気長に
・体の機能の発達には個人差がありますので、なかなかおむつはずれが進まないからといって焦らず、子どもの成長のペースに合わせてトイレトレーニングを進めていきましょう
・うんちはおむつをはいていないと落ち着いてできないという子もいますが、うんちのおむつはずれはおしっこができてからでも問題ありませんし、逆にうんちの方が先にトイレでできるようになる子もいます
・昼のおむつはずれが完了しても、夜のおねしょをしなくなるまでに時間がかかることもあります
・おねしょをしてしまったからといって怒らず、成長に伴っていずれしなくなるという心持ちで気長に進めましょう
・頻繁におねしょをして親子ともに負担になる場合は、無理せずおむつを活用すると良いでしょう
トレーニングパンツを
活用しよう
・トレーニングパンツを履いていると、お漏らししたときにおしっこが漏れにくいだけでなく、パンツが濡れたときの不快感がより感じられるようになります
・特に、子どもがなかなかトイレでおしっこをしたがらない場合には、トレーニングパンツを活用すると良いでしょう
関連ページを見る
おむつ・トイレ
まずはコレ!
赤ちゃんのおむつ・トイレ いつ、どう変化する?